退職代行を使った1週間後に起きること|書類・給料・会社からの連絡の流れ

退職代行を使った1週間後に起きること|書類・給料・会社からの連絡の流れ 退職代行の疑問

公開日:2026年9月27日/最終更新日:2026年10月25日/2026年9月時点の情報にもとづきます/本記事はアフィリエイト広告を利用しています

退職代行を使ったあと、会社に行かない1週間に何が起きるのか分からず、不安に感じている方も多いですよね。

退職代行を使うと依頼した当日に会社へ連絡が入り、その後の1週間は、借りている物の返送、退職届の提出、最後の給料と書類を受け取る準備が中心になります。会社からの連絡は、基本的に業者が受けてくれます。

この記事を読むと、依頼した当日から退職後1か月までの流れと、1週間のうちにやること、書類や給料が届かないときの対処がわかります。

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退職代行の1週間後はどうなる?

退職代行を使った1週間後は、会社に出社しないまま、物の返送や退職届の郵送をおおむね済ませている時期です。あとは最後の給料と、辞めたあとに使う書類が届くのを待つ段階に入ります。

退職代行は、本人の代わりに会社へ辞めることを伝えるサービスです。依頼した日から、会社とのやり取りは業者が間に入って進めます。

そもそも退職で届く書類とは

辞めたあとの1週間には、聞き慣れない書類の名前がいくつも出てきます。先に、主なものの意味を押さえておきましょう。

  • 退職届は、辞めることを書面で伝える書類です
  • 離職票は、失業手当の手続きに使う書類です。失業手当は、次の仕事を探す間に国から出るお金です
  • 源泉徴収票は、その年の給料と引かれた税金が書かれた紙です。次の会社に出したり、税金の手続きに使ったりします
  • 健康保険の書類は、辞めたあとに入る保険の手続きで使います。健康保険は、病院代のための保険です

ポイント

書類は会社が作って本人に送るものです。1週間の間に本人がするのは、書類の送り先を伝えて、届くのを確かめることです。

会社からの連絡は業者が受ける

業者は会社に、今後の連絡は業者あてにしてほしいと伝えます。そのため、会社の質問や書類の相談は、業者を通して本人に届くのが基本です。

それでも、上司から本人の携帯に電話がかかってくることはあります。出ずに業者へ着信を伝える方法は、退職代行の後に会社から電話が来たときの対処法で詳しく書いています。

当日から退職後1か月までの流れ

退職代行を使った場合の、当日から退職後1か月までの流れの一例は次のとおりです。日数は会社によって前後します。

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時期起きること本人がすること
当日業者が会社に辞めることを伝える業者から会社の返事を聞く。出社はしない
2〜3日目会社から返す物や書類の案内が業者に届く借りている物を返送し、退職届を郵送する
1週間後会社が退職の手続きを進める給料の振込先と書類の送り先を確かめる
退職日=2週間後会社との雇用が終わる辞めた翌日から入る保険の手続きを始める
退職後1か月離職票や源泉徴収票が届く届いた書類を確かめ、足りない物を業者に伝える

給料と書類のうち、期限や目安が決まっているものは次のとおりです。期限を知っておくと、届かないときに催促する時期がわかります。

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届く物期限・目安根拠
最後の給料請求した日から7日以内労働基準法23条1項
会社からハローワークへの届け出雇用保険から外れた日の翌日から10日以内雇用保険法施行規則7条
離職票辞めてからおおむね2週間以内に会社から届くハローワーク長井の案内
源泉徴収票退職の日から1か月以内所得税法226条1項

それ以外の書類が届く日数は、会社ごとに違います。業者を通して会社に確かめておくと安心です。

当日|会社に連絡が入る

業者は、本人から聞いた会社名や上司の名前をもとに、会社へ辞めることを伝えます。その日から出社しない形にできる場合が多く、退職日までの間は有給休暇か欠勤にあてます。

有給休暇は、休んでも給料が出る休みです。欠勤は、給料が出ない休みです。

2〜3日目|物を返して書類を送る

会社から、返してほしい物や退職届の送り方について、業者を通して案内が届く時期です。社員証、制服、鍵、会社のパソコンなど、会社から借りている物は郵送で返します。

退職届も、この時期に郵送しておくと手続きが進みやすくなります。会社に置いたままの私物は、着払いで送ってもらえるよう業者から頼んでもらいましょう。

1週間後|給料と書類の準備

1週間たつころには、会社側で退職の手続きが進んでいます。本人は、最後の給料をどの口座に振り込んでもらうかと、書類をどの住所に送ってもらうかを確かめておきます。

最後の給料は、通常はいつもの給料日に払われます。ただし辞めた人が請求すれば、給料日を待たずに受け取れる場合があります。

会社は請求から7日以内に払うよう、法律で決められているためです。

労働基準法23条1項
使用者は、労働者の死亡又は退職の場合において、権利者の請求があつた場合においては、七日以内に賃金を支払い、積立金、保証金、貯蓄金その他名称の如何を問わず、労働者の権利に属する金品を返還しなければならない。
e-Gov 法令検索(労働基準法)

条文の「使用者」は会社、「賃金」は給料のことです。「取りに来ないと渡さない」と言われたときの受け取り方は、退職後の給料を手渡しで取りに来いと言われたときの記事で書いています。

退職日|2週間後に雇用が終わる

正社員のように働く期間が決まっていない方は、辞めると申し入れた日から2週間がたつと雇用が終わります。会社が認めるかどうかに関係なく、2週間で退職できると考えられています。

民法627条1項
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
e-Gov 法令検索(民法)

条文の「解約の申入れ」は、辞めると伝えることを指します。2週間の数え方は、民法627条の数え方を解説した記事で詳しく書いています。

退職後1か月|書類がそろう

退職日から1か月ほどで、離職票や源泉徴収票など、辞めたあとに使う書類がそろってきます。辞めた翌日からは、次に入る健康保険や年金の手続きも始まります。

健康保険の切り替えは、退職日を月末にするかどうかで保険料が変わります。くわしくは退職日を月末と月末前日のどちらにするかで変わる保険料の記事と、退職代行で辞めた後の転職活動と保険・年金の手続きの記事で書いています。

離職票は2週間ほどが目安

雇用保険は、失業手当のもとになる国の保険です。会社は、辞めた人が雇用保険から外れたことを、外れた日の翌日から数えて10日以内にハローワークへ届け出ます(雇用保険法施行規則7条)。

ハローワークは、仕事探しや失業手当の手続きをする国の窓口です。届け出を受けてハローワークが離職票を作り、会社を通して本人に届くのが一般的な流れです。

ハローワーク長井の案内には、離職票は「離職後概ね2週間以内に事業所から送付されます」とあります。2週間たっても届かない場合は、ハローワークに相談するよう書かれています。

出典:ハローワーク長井「失業給付手続きの際に必要なもの」/e-Gov 法令検索(雇用保険法施行規則)

届かないときに確かめる順番と相談の目安は、退職代行で辞めた後に離職票が届かないときの記事で詳しく書いています。

源泉徴収票は1か月以内

年の途中で辞めた人の源泉徴収票は、退職の日から1か月以内に会社が渡すことになっています。次の会社で年末の税金の計算に使うので、届いたらなくさないようにしましょう。

所得税法226条1項(抜粋)
……その年において支払の確定した給与等について、その給与等の支払を受ける者の各人別に源泉徴収票二通を作成し、その年の翌年一月三十一日まで(年の中途において退職した居住者については、その退職の日以後一月以内)に、一通を税務署長に提出し、他の一通を給与等の支払を受ける者に交付しなければならない。
e-Gov 法令検索(所得税法)

条文の「給与等の支払を受ける者」は、給料を受け取っていた本人のことです。「交付」は、本人に渡すという意味です。

1週間のうちにやること4つ

退職代行を使ったあとも、本人にしかできないことがいくつかあります。1週間のうちに次の4つを済ませておくと、退職日までの流れが止まりにくくなります。

1. 借りている物を返送する

社員証、制服、鍵、パソコン、名刺など、会社から借りている物をまとめて郵送します。追跡できる方法で送り、送った日と中身を控えておくと、あとで「届いていない」と言われたときに示せます。

何を返すかは、業者を通して会社に一覧をもらうと漏れを防げます。返し終えたら、業者にも伝えておきましょう。

2. 退職届を郵送する

退職届には、辞める日と提出日、名前を書きます。会社に決まった書式があれば、業者を通してもらって書き込みます。

退職届の文面の例

退職届
このたび一身上の都合により、令和〇年〇月〇日をもって退職いたします。
令和〇年〇月〇日 〇〇部 氏名

3. 書類の送り先を伝える

離職票や源泉徴収票は、会社から本人の住所に郵送されるのが一般的です。引っ越しの予定がある方は、どこに送ってほしいかを業者から会社に伝えてもらいます。

業者に送る依頼の例

「離職票と源泉徴収票を、下記の住所へ郵送していただくよう会社にお伝えください。最後の給料は、在職中と同じ口座への振込をお願いします。」

4. 会社の着信は業者に伝える

会社から電話やメッセージが来たら、出ずに日時と内容を控え、業者に伝えます。業者から会社へ、連絡は業者あてにするよう改めて伝えてもらえます。

電話に出てしまったときの一言

「退職の件は〇〇にお任せしていますので、そちらにご連絡ください。」

  • 借りている物を追跡できる方法で返送した
  • 退職届を郵送した
  • 給料の振込先と書類の送り先を伝えた
  • 会社からの着信を業者に伝えた
  • 有給休暇の残りの日数を業者に伝えた

1週間が順調なケース・こじれるケース

同じ退職代行を使っても、1週間で手続きがほぼ片づく方と、会社とのやり取りが長引く方に分かれます。分かれ目は、会社の対応と、返送や連絡を早めに済ませられたかどうかです。

典型的な違いは次のとおりです。

順調なケースこじれるケース
借りている物を2〜3日のうちに返送した「物を返しに直接来い」と会社に言われる
会社が業者を通して書類の案内をくれた上司から本人の携帯に何度も電話が来る
最後の給料が在職中と同じ口座に振り込まれた「給料は手渡しだから取りに来い」と言われる
退職後2週間ほどで離職票が届いた「本人から連絡がないと書類は出さない」と言われる

こじれるケースでも、本人が会社に出向いたり電話をかけ直したりする必要は、多くの場合ありません。言われた内容と日時を控えて業者に伝え、業者から会社に申し入れてもらうのが基本です。

注意

会社と話し合う必要が出たとき、民間企業が運営する業者は交渉ができません。給料や書類の催促まで任せたいなら、依頼する前に運営元を確かめておきましょう。

書類や給料で困ったときの3つの方法

1週間の間に給料や書類の話が進まないとき、取れる方法は大きく3つです。まだ退職代行を使っていない方も、辞めたあとの手続きを誰が進めるかで選ぶと考えやすくなります。

内容証明郵便は、送った内容を郵便局が証明してくれる郵便です。3つの方法の違いは次のとおりです。

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方法手順費用向く方
自分で会社に連絡する人事や総務にメールで給料と書類の送付を頼むかからない会社の担当者と冷静にやり取りできる方
内容証明郵便で送る給料の請求や書類の送付の依頼を書面で送る郵便料金会社と話したくないが、記録を残して自分で進めたい方
退職代行に任せる業者が会社に連絡し、給料や書類の催促まで窓口になる19,800円〜(この記事の2社)会社と一切やり取りしたくない方、辞めたあとの書類まで任せたい方

費用は税込で、この記事で取り上げる2社の公式サイトにもとづく料金です。自分で連絡できるなら、業者を通すより早く話が進むこともあります。

退職代行とは?辞めた後の窓口にもなる

退職代行は、本人の代わりに会社へ辞めることを伝え、その後の会社との連絡を引き受けるサービスです。借りている物の返し方や書類の送り先も、業者を通して会社とやり取りできます。

利用者が増え、メディアでも取り上げられる機会が増えています。ただし、会社と話し合えるかどうかは運営元によって違います。

労働組合は、働く人が集まって会社と話し合う団体です。この話し合いを団体交渉といいます。

運営元ごとの違いは次のとおりです。

運営元辞めた後の手続きでできること
民間企業会社に辞めることや本人の希望を伝える。会社と交渉はできない
労働組合団体交渉として、有給休暇や未払いの給料、書類の送付を会社と話し合える
弁護士交渉に加えて、未払い分の請求や裁判の代理までできる

「書類がなかなか届かない」「給料を取りに来いと言われた」といった場面では、会社と話し合える労働組合か弁護士の業者が向いています。民間業者が交渉まで行うと法律に触れるおそれがある点は、退職代行の非弁行為と業者の見分け方で書いています。

退職代行が向く方・向かない方

辞めたあとの1週間を乗り切るのに、誰もが退職代行を使う必要はありません。上司に辞めると伝えられて、返送や書類の話も自分でできるなら、使わなくても退職できます。

向く方と向かない方は次のとおりです。

向く方向かない方
会社からの電話や連絡に、自分で応じるのがつらい上司や人事と普通に話ができる
辞めたあと、書類や給料の話がこじれそうな職場にいる会社が退職の手続きに慣れていて、書類もすぐ出してくれる
明日から出社せずに、2週間後に退職したい引き継ぎを済ませ、決めた日まで出社できる

書類が届くまで頼れる退職代行2社

辞めたあとの1週間を安心して過ごしたい方は、「会社と交渉できるか」と「退職後の書類まで対応してくれるか」の2つで選ぶと絞りやすくなります。

退職代行ガーディアン|退職後の書類も料金内

退職代行ガーディアンの公式サイト
出典:退職代行ガーディアン公式サイト(2026年9月時点)
項目内容
料金19,800円(正社員・パート問わず一律・追加料金なし)
運営元労働組合(東京労働経済組合)
交渉有給取得・退職日・未払い給与や残業代の請求まで対応
即日可能(公式サイトでは相談した当日から出社不要と案内)
返金保証なし
後払いなし
連絡手段LINE・電話(24時間365日)

退職代行ガーディアンは労働組合の運営で、一律19,800円で有給や退職日の交渉まで対応します。労働組合運営25年以上、退職支援の累計実績は5万件以上です(公式サイト、2026年9月時点)。

退職後に書類が届かないときの対応も、料金の中に含まれています。辞めたあとの1週間に会社からの連絡を任せ、書類の催促まで頼みたい方に向いています。

退職代行ローキ|書類が届くまで1年サポート

退職代行ローキの公式サイト
出典:退職代行ローキ公式サイト(2026年9月時点)
項目内容
料金19,800円(雇用形態を問わず一律・成功報酬や追加料金なし)
運営元労働組合(労働基準調査組合)
交渉退職日・有給消化の交渉、未払い給与・残業代・退職金の支払い申入れ
即日可能(平日のみ)
返金保証あり(適用条件あり)
後払いあり(コンビニ後払いは手数料4,000円・手数料なしの2回分割も可)
連絡手段LINE(24時間)・電話(平日8:00〜翌5:00)

退職代行ローキは労働組合の運営で、一律19,800円で退職日や有給の交渉、未払いの給料の支払いの申し入れまで対応します。手数料なしの2回分割払いや後払いも選べます。

退職書類が届くまで1年間サポートが続くため、離職票や源泉徴収票が遅れたときも相談しやすいでしょう。即日の対応は平日のみなので、土日祝に頼む方は翌営業日の扱いになる点を確かめておきましょう。

辞めたあとの1週間を一人で乗り切るのが不安なら、退職代行も検討の選択肢に入れてみてください。

よくある質問

会社に行く日はある?

借りている物の返送や退職届の提出は郵送でできるため、会社に行かずに退職日を迎える方が多いです。会社から来るよう言われても、郵送で済ませたいと業者から伝えてもらえます。

私物が会社に残っている

業者を通して、着払いで送ってもらうよう会社に頼めます。何を置いているかを一覧にして業者に渡すと、やり取りが1回で済みやすくなります。

最後の給料はいつ入る?

通常は、在職中と同じ給料日に振り込まれます。辞めた人が請求すれば、会社は7日以内に払うことになっています(労働基準法23条1項)。

請求するときは、業者から会社に伝えてもらうか、日付の残るメールや書面で送りましょう。

1か月たっても書類が来ない

まず業者から会社に催促してもらいます。離職票が届かないときは、住んでいる地域のハローワークにも相談できます。

源泉徴収票は、退職の日から1か月以内に会社が渡すことになっています(所得税法226条1項)。期限を過ぎていれば、そのことを添えて催促してもらいましょう。

業者との連絡はいつまで続く?

業者によって違います。例えば、退職代行ガーディアンは退職後の書類の未交付にも料金内で対応し、退職代行ローキは退職書類が届くまで1年間サポートが続きます。

依頼する前に、退職日のあとも相談に応じてもらえるかを確かめておくと安心です。

まとめ

退職代行を使ったあとの1週間は、次の順番で進めると手続きが止まりにくくなります。

  • 当日は業者から会社の返事を聞き、出社せずに過ごす
  • 2〜3日のうちに借りている物を返送し、退職届を郵送する
  • 1週間後までに給料の振込先と書類の送り先を伝え、退職後1か月で書類がそろったかを確かめる

会社からの連絡は業者が受けるので、本人が会社とやり取りする場面は多くありません。辞めたあとの手続きまで一人で進めるのが不安なら、退職代行も選択肢の一つとして検討してみてください。

辞めた後まで頼れる業者を診断で探す

「書類がなかなか届かない」といった場面に備えたい方は、会社と話し合えるかと、退職後の書類まで対応してくれるかの2つで選ぶと絞りやすくなります。会社と話し合えるのは労働組合か弁護士の業者で、民間企業の業者は辞めることや本人の希望を伝えるところまでです。

退職代行診断ナビの無料診断では、名前や連絡先を入れずに、雇用形態・重視したい点・辞めたい時期の3つを選ぶだけで、条件に合う業者がすぐに表示されます。何度でも選び直せるので、条件を変えて候補を見比べることもできます。

本記事は一般的な情報の整理であり、個別の事案についての法的助言ではありません。料金と対応範囲は2026年9月時点の各社公開情報にもとづきます。

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